【縦型vsドラム式】洗濯機の選び方は使い方次第?【メリットとは】

家電製品の中でも洗濯機は高額商品です。
購入にあたっては洗浄能力・乾燥能力・容量などの機能面や、節水・節電・コストパフォーマンスなど、複数社で複数機種があり悩むところかと思います。
特に比較的価格の安い縦型がいいのか、三種の神器といわれるドラム式がいいのかは悩む方が多いのではないでしょうか。

ここでは縦型とドラム式をコストパフォーマンスの面から分析します。
※以降の比較はパナソニック製の洗濯機を例に挙げていきます。
 メーカーによっては性能が違いますのであくまで参考としてください。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機の比較

まずは縦型洗濯機とドラム式洗濯機の性能を比較をしていきます。

洗浄
性能
乾燥
性能
衣類
保護
節水運転
騒音
価格寿命
縦型
ドラム式

縦型とドラム式は性能面で圧倒的に違う部分は乾燥性能の差です。
日常的に乾燥までを洗濯機で行うご家庭の場合は、ドラム式一択になるでしょう。
ですが、乾燥機能を頻繁に使わない方ほど、縦型とドラム式で悩まれているのではないかと思います。
それぞれの性能についてより詳しく見ていきます。

洗浄性能について

まず押さえておきたいのは洗浄能力です。
そもそも洗濯機は衣服の汚れを落とすことが仕事です。
一般的には縦型のほうが洗浄力が高いですが、かといってドラム式が悪いというわけではありません。
また洗浄力と衣類の保護はトレードオフの関係になっており、洗浄力が上がれば衣類が痛む可能性も高くなります。
とはいえ、縦型洗濯機の中でも衣類に優しい洗浄ができる機種も多くありますし、顕著に傷みやすいかというとそういうわけでもありません。
正直洗浄力に関しては、縦型でもドラム式でも大差はないと考えます。

節水・節電について

節水能力では断然、ドラム式のほうが有利です。
パナソニックのHPによると以下のような違いがあります。

しかし、この比較では洗濯容量が縦型のほうが多くなっており、必然的に使用水量は多くなります。
では実際はいくらになるかというと、縦型で11kgの場合、標準水量は約110Lとなります。
水道代は1Lあたり0.269円で計算されていますので、110Lの場合は29.6円になります。
ドラム式のほうが節水になるのは間違いありませんが、画像にあるような2倍までの差にはならないこため注意が必要です。

寿命はドラム式のほうが短い?

ネットのクチコミなどでは「ドラム式はすぐ壊れる」という意見をよく見ます。
この理由としては、以下のような点があげられます。
①乾燥に関わる機器が壊れやすい
②フタのパッキン劣化による水漏れが発生する
③糸くずの詰まり、乾燥フィルタの詰まりによる故障
どれも修理は可能なのですが、修理費が高くなりがちであり、「直すのであれば買い替える」という選択をされる方が多いようです。
我が家も過去にドラム式洗濯機を使用していましたが、6年目でフタのパッキンが劣化して水漏れが起こるようになりました。
修理見積をしたところ2万円近くかかることがわかり、自身での取替もできなさそうだったため、結局買い替えをしました。
口コミを見ていても7年程度で何かしら故障したというコメントが多く、ドラム式洗濯機の寿命は7年程度で考えていたほうがよさそうです。

コストパフォーマンスを徹底比較

ではこれまでのデータをもとに、ランニングコストを比較し、どちらに優位性があるのか、購入の際の決め手を考えていきます。

【試算条件】
・使用頻度は1日1回
・容量は10Lの標準モデル
・寿命は7年
・乾燥時の電気代は含まない

 縦型洗濯機 ドラム式洗濯機ランニングコストの差
水道代75,628円53,655円21,973円
電気代6,899円4,855円2,044円
合計82,527円58,510円24,017円

上記より、縦型とドラム式のランニングコストの差は7年間で24,017円になります。
年間だと約3,500円程度の差であり、実はそこまでランニングコストの差はありません。
ただし縦型のほうが水道代がかかるので、寿命が延びるほど差が増えていきます。
一方で、ドラム式洗濯機を選ぶ方は乾燥機能を使用する方がほとんどだと思いますので、実際は電気代がもっとかかってきますので、実質はそこまで差がないともいえます。
つまり、縦型とドラム式の同性能機種を比較し、ドラム式のほうが24000円以上高い場合は、縦型を選択したほうがコストパフォーマンスは高いということになります。
大半の機種はドラム式のほうが高いため、コスパを重視するのであれば縦型という選択になるかと思います。

まとめ

縦型とドラム式のどちらを購入するかの判断基準としては、
①乾燥機能をフル活用する場合 → ドラム式一択
②価格を重視する方 → 縦型一択

となります。

大手メーカー以外にも洗濯機を安価で出しているメーカーがありますが、個人的にはお勧めしません。
なぜなら、安いのは安いなりに理由があり、洗浄力や乾燥力、衣類の傷み方などに関わってきます。
高い買い物ではありますが、毎日使用するものですので、安心を買う意味でも大手メーカーを選んだほうが後悔もしないかと思います。

大手メーカーの中でも特におすすめなのはPanasonicです。
以前、洗濯機を買い替える際に家電量販店を複数店舗回った際、どのお店でも真っ先にパナソニックの製品をおすすめされました。
理由としては新機種が出るごとに性能が着実に進歩しており、製品開発に力を入れています。
性能アップはもちろん、製造コストの削減にも注力しているため、性能の割に安価な価格設定となっているようです。
実際に使用していても必要十分な性能で、メンテナンスもしやすい構造なので、買ってよかったと思っています。



ちなみにネットで購入する場合は、家電量販店のネットショップから買うことをおすすめします。
安く出品しているところもありますが、設置は自分でやる必要があったり、いまある洗濯機の引き取りをする場合は追加料金が発生することがあり、結果的に高くなってしまうことがあります。
購入前に商品ページを熟読した上で、購入の検討をするようにしてください。

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