【高配当成長株】アルテリア・ネットワークスの魅力

今回は光通信サービスを全国展開している、アルテリア・ネットワークスを紹介します。

安定的に売上高と利益が続伸しており、配当利回りも3%を超える高水準の銘柄です。

また大手通信会社と肩を並べる光通信網を保有しており、主に企業向けに通信網を提供していることから、今後も成長が期待できます。

高配当、かつ成長も期待できるアルテリア・ネットワークスとはどんな企業なのか。

ファンダメンタルズ分析も交えながら紹介していきます。

※以下、個人的な意見も交えながら紹介していきます。
 投資はあくまでも自己判断でお願いいたします。

アルテリア・ネットワークスとはどんな企業か

アルテリア・ネットワークスは電気通信事業サービス会社であり、商社の丸紅の子会社です。
全国規模の自社光ファイバー基幹ネットワーク(仙台〜博多)を活用し、法人向けネットワークサービス、中小企業向け・マンション向けインターネットサービスを提供しており、B2B・ICT領域に特化した主要都市に集中した情報通信プラットフォーマーです。
サービス内容はネットワークサービス(専用線、国際専用線/国際海底ケーブル、VPN接続、データセンターサービス)、インターネットサービス(光インターネット接続、IP電話)、マンション向けインターネットサービス(全戸一括型光インターネット接続)の3分野。
マンション「全戸一括型」インターネット接続サービスは国内最大手です。
SD WAN技術を活用した 通信サービス基盤構築に着手(2022年サービス開始)。
また、2020年東京・大阪間において再生中継せず単一波長で400Gbpsの長距離伝送に成功、サービス販売開始しています。
直近ではコロナショックによるリモートワークが増加していることから、企業向けに通信サービスの提供や、マンションなどの住宅向けにもサービスを展開しています。

基本情報

銘柄名アルテリア・ネットワークス
決算3月
設立2016.2
上場2018.12
特色丸紅系。光ファイバー網保有し企業向け通信サービスを展開。マンション向け一括提供型は首位
連結事業インターネットサービス39、ネットワークサービス29、マンションインターネットサービス22、他10 <21・3>
業種名情報・通信業
直近の情報
(2021.7時点)
・主力のインターネットサービスはネット需要増や提供地域拡大で順調。マンション向け続伸。ネットワークサービスも企業関連軸に下期に向け回復強まる。投資負担等吸収し増益に。配当性向50%。
・全戸一括対応で通信混雑に影響されず高速通信できるSD‐WAN型次世代インターネットサービスを8月開始。中計25年度売上800億円やや野心的。

5年前に設立され、3年前に上場となっていますが、前身はあり(株)UCOMと丸紅アクセスソリューションズ(株)が合併した企業となります。
そのため、日本全国をできる通信網を保有しており、強みとなっています。
今後も様々な用途で通信技術は活用されると予想されており、成長が期待できます。

財務情報

2021/03
実績
2021/03
会社予想
【指標の説明】
売上高(百万円)53,32854,519企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、
売上金額の総額
(同 前期比)3.56%2.23%
経常利益(百万円)8,4608,929企業が通常行っている業務の中で得た経費を引いた後の利益
(同 前期比)3.06%5.54%
純利益(百万円)5,5355,800経常利益に例外的な「特別利益」や「特別損失」を
足し引きし、各税金
を差し引いた残りの利益
(同 前期比)4.51%4.79%
EPS110.74116.03当期純利益を発行済株式総数で割った1株当たりの純利益
PER14.83倍15.21倍株価をEPSで割った数値であり、会社の収益力を表す。
一般的には低いほど株価は割安と判断される
PBR3.22倍株価を一株当たり純資産で割った数値であり、
企業の解散価値とも
いわれている。1を基準に1以下
であれば割安、1以上であれば割高と判断される
ROE25.00%当期純利益から自己資本を割った数値であり、
自己資本を元に生み出した利益を表す。
数値が高い程効率よく利益を出していると判断される。
ROA9.40%当期純利益を総資産で割った数値であり、
ROEと違い他人資産を含めた利益効率を表している。
BPS472.31純資産から株式総数を割った1株当たり純資産。
1株に対して会社の純資産がいくらあるかの指標。
自己資本比率26.30%自己資本を資産で割った数値であり、企業の
経営安定度を示している。
10%以下の企業は経営が危ない可能性あり。

ここでは2年分の財務情報のみですが、設立より売上高は右肩上がりとなっています。
今後もサービスを拡大させ、中長期経営計画では2025年に売上高800億円を目指しています。
コロナ禍の終息がまだ見通せない中でも強気の姿勢ですが、裏を返せば世の中が不安定な中でも安定して売上高を伸ばせる企業であるともいえます。
特筆すべきはROEが25%となっており、日本企業の中では高水準です。(日本企業は10%前後が多いです)
ROEが高いということは単純に「稼ぐ力が強い」ということになります。
例えばJR東海は「ドル箱新幹線」といわれるように収益率が非常に高いですが、それでもROEは30%前後です。
そう考えると25%という数字が高い値であることは想像できるかと思います。

配当金

2021/3の1株配当は55.37円でしたので、配当利回りは3.10%となっています。
アルテリアネットワークスの企業理念として、「配当性向は50%とし株主に還元する」としっかりうたっています。
つまり、今後利益が伸びていけば株主にもしっかり還元するスタンスですので、今後の増配が期待できます。
2021/7時点では自社株買いを発表した影響もあり、1800円前後となっていますが、元の水準の1600円台まで下がってくれば買い時ではないかと考えます。

まとめ

アルテリアネットワークスの企業概要と財務情報を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今後、通信サービス業はより優位性が求められる時代になっていくかと考えます。
その中でもアルテリアネットワークスは光通信の専用回線を保有しており、1歩リードしている企業です。

PER・PBRを見てもまだ割安の部類であり、株価も手を出しやすい範囲です。
あくまで投資判断は自己責任となりますが、個人的には今後も保有・買増しをしていきたい銘柄になります。

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