生活をする上で光熱費はどうしてもかかってくるお金です。
そのため、月々の支払いを少しでも安く済むようにするべきだと考えます。
今回は「電気代の節約」についてご紹介します。
まず最初にですが、みなさんは電力会社を「選べる」ということをご存知でしょうか。
関東だったら東京電力、関西だったら関西電力などだけではないのです。
これには「電力自由化」というキーワードが関わっていきます。
電力自由化(でんりょくじゆうか)、または電力市場の自由化とは、従来自然独占とされてきた電気事業において市場参入規制を緩和し、市場競争を導入することである。電気料金の引き下げや電気事業における資源配分の効率化を進めることを目的としている。
つまり、大手電力会社の独占はやめて価格競争ができる環境とし、
よりよいサービスを提供するようにできることです。
我々ユーザーとしてはスマホの契約のように各会社を吟味して選ぶことができるのです。
この電力自由化により数えきれないくらいの会社が電力市場に参入しています。
ここではすべては紹介できませんが、実際どれくらい料金が変わるのでしょうか?
楽天でんきを一例としてシュミレーションしてみます。
例:東京電力エリアで4人家族の一戸建て 50A契約で月々の使用量が500kWの場合
<東京電力> <楽天でんき>
基本料金:1,430円 基本料金:0円
電力量料金:13,262円 電力量料金:13,250円
合計:14,692円 合計:13,250円(月△1,442円、年△17,304円)
いかがでしょうか?
年間17,000円節約できれば、30年先には510,000円もの差が出てきます。
しかもこれは「最初に選ぶだけ」でその後はまったく意識しなくていいのです。
日々絶対にかかる光熱費だからこそ、しっかり「自分で選ぶ」ことが大切です。
例に挙げた楽天でんきだと、ガスと同時申し込みをすることで値引きがあったり、
200円ごとに楽天ポイントが付与されるなど、よりお得になる場合があります。
また時期によってキャンペーンを展開している場合もあり、
3カ月基本料金無料やキャッシュバックをしていたりとしますので、
ご自身の環境に合わせて色々調べてみることをお勧めします。
ちなみに切替方法ですが、まったく難しくありません。
使用環境を確認する必要はありますが、
電力会社を選んで申し込めば、現在の会社と契約解除の連絡等はする必要がありません。
手数料などもかかりませんのでキャンペーンを狙って、
定期的に乗り換えるかたもいらっしゃるそうです。
注意点は「市場連動型」の電力プランには手を出さないでください。
これは燃料費の値上がりや供給不安が起こった場合、電気代が莫大となる可能性があります。
直近では2020年末、寒波に加えて燃料の供給不安が重なった影響で、
市場価格が高騰し、市場連動型プランの方は月の電気代が5倍近くになった方もいたようです。
固定費の節約はボディブローのように効いてくる有効な手段です。
まずは節約の基礎部分を固めて、余分なお金を払わないような環境作りをお勧めします。
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