新たな稼ぎを見つけたいと思っているはるです。
7/12より4回目の緊急事態宣言が発令となります。
正直、もううんざりしている方も多いかと思いますが、個人的には「個別株投資のチャンスなのでは?」と考えています。
私の長期投資のポートフォリオでは国内株の比率は皆無なのですが、短期(1週間~3か月)の投資銘柄は半分が国内株です。
新型コロナウイルス、オリンピック、金融政策・・・と短期的に動く要素が起こった時の株価の動きを知ると、投資チャンスを得られる可能性はあります。
そこで今回は、緊急事態宣言によって日経平均株価がどのような影響を受けているのか、調査をしてみました。
緊急事態宣言と株価の関係
今回のコロナ禍においては2021/7時点で4回の緊急事態宣言がありました。
まずは過去の緊急事態宣言での日経平均株価の値動きを確認してみます。
過去3回の緊急事態宣言での株価の動きは?
過去3回の緊急事態宣言の際の日経平均株価をまとめました。
過去の実績 | 緊急事態宣言「決定」 | 緊急事態宣言「開始」 | ||||
前日の終値 | 当日の終値 | 騰落額 | 前日の終値 | 当日の終値 | 騰落率 | |
2020/4/7~5/25 | 17,818円 | 17,820円 | +2円 | 18,576円 | 18,950円 | +274円 |
2021/1/8~3/21 | 27,444円 | 27,258円 | -186円 | 27,055円 | 27,490円 | +435円 |
2021/4/25~5/11 | 29,100円 | 28,508円 | -592円 | 29,020円 | 29,126円 | +106円 |
①緊急事態宣言の発令が決まると下がり、発令日は上がる?
過去3回の特徴としては、緊急事態の発令が決まった日は前日より下落している傾向がわかります。
1回目だけは上昇していますが、3月時点で大暴落を起こしており、緊急事態宣言が出ることも時間の問題だったため、状況が少し違うかなと思います。
また発令日当日は一律株価が上昇しています。
これは、「株価は不確定要素をきらう」という性質をまさに表しています。
緊急事態宣言が出ると「経済が停滞する」「国からの保障は出るのか」など先行きが不確定になりますので、手持ちの株式を売り抜けようという投資家が出てきます。
逆に発令当日には不確定要素はおおよそ解消されているため、買戻しや買増しにより株価が回復している傾向です。
②なんだかんだ回復している日経平均
これは特徴というわけではないですが、よくよく振り返ると1回目の緊急事態宣言で1万7000円台に落ち込んでいたんだなぁとしみじみと思います。
このあと最終的に1万6000円台まで落ちるわけですが、そこから比べると現在は約1.8倍です。
底値で大量に買えていたら・・・と思う気持ちはありますが、当時はどこまで下がるかわからない中、落ちるナイフをつかみに行くのは相応のリスクがあります。
投資と投機はしっかり切り分けが必要です。(投機はギャンブルですから・・)
4回目の緊急事態宣言ではどうか?
7/12からの緊急事態宣言ですが、発令が決まった7/9は前日より一時的に-900円近くの暴落をしました。
最終的には-177円で取引を終えていますが、いままでの傾向と同じく、発令決定日には株価が下落していることがわかります。
しかも今回はオリンピック期間をがっつり押さえる設定であることに加え、オリンピックの無観客範囲が決まったことも相乗効果となり、暴落につながったのではないかと思っています。
では発令日当日はいままでの傾向通り株価が上昇するのか?
上がる可能性は十分あると思いながらも、無観客決定が不確定要素となっています。
電車やバスなどの公共交通機関や、オリンピックのスポンサー企業への影響がどの程度出るのかが、「不確定」だなと感じています。
個人ですらこのような感情を抱いているということは、いままでの傾向と別の動き方をする可能性も十分にあります。
まとめ
今回は緊急事態宣言がおよぼす日経平均株価への影響をまとめてみました。
あくまで投資は自己判断ですので、その点はご承知おきください。
私自身は長期投資を主軸に置いており、短期投資はほとんどしていません。
基本的にはS&P500やNASDAQなどの指数に連動した投資信託やETFなどを保有しつつ、気に入った銘柄は個別で少しだけ買っているようなスタイルです。
普段はサラリーマンをしていますので、毎日のチャートが気になっていたら仕事になりません笑
ですが、その少しの短期投資の中で今回のような緊急事態宣言に乗じて、勉強を兼ねて株式を購入したりもします。
今回は緊急事態宣言に焦点を当てましたが、オリンピック後の経済動向、長期金利の動向、新型コロナウイルスの変異株の影響など不確定要素がまだまだあります。
そんな中で短期投資できる部分があれば、チャレンジしていきたいと考えています。
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