特定口座で保有していた投資信託【ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)】を売却しました。
保有から売却の判断に至った経緯を紹介します。
保有期間と通算損益
保有期間:1年
保有数:849,426口
平均取得単価:3,223円
約定単価:3,211円
売却損:-1,019円
保有期間の配当額:48,101円(税引後)
差し引き損益:+47,082円
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) とは
今回売却した【ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)】は「東証REIT指数」に連動する投資信託です。
名称の通り、毎月分配金がもらえる銘柄ですが、2021.3までは1万口あたり80円、2021.4からは1万口あたり60円と減配をしたことで、人気ランキングから姿を消しました。
私の場合だと、毎月4000円くらいの配当をもらっていた計算になります。
当初は基準価額が下がっているのはわかりつつも「毎月分配いいじゃん!」という単純な理由で保有しましたが、高配当が維持できるのには理由があります。
それは元本を切り崩して配当金を捻出しているということ。
本来は運用利益から分配金を出しますが、十分な利益が出ないと配当金を払えません。
そこで「配当金を最優先」するため、私たちが投資した元本から切り崩して配当金を払うのです。
これがいわゆる「タコ足配当」と呼ばれるもので、基準価額(=保有資産の価値)の下落につながります。
実際に基準価額推移をみると右肩下がりのチャートになっています。
<参考> 【減配】ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)をどう考えるか
元本を切り崩して配当に回すため、配当金で利益の先食いをしている状態。
仮に配当金を再投資する場合でも20%の税金が引かれてからになりますので、無配当の投資信託と比べて効率が悪くなり、複利効果も薄れてしまいます。
一般NISA口座でも同じような毎月配当ファンドを買っちゃっていますが、そちらはまだマシなリターンなのでもう少し保有しようと思っています。(基準価額が落ちたら即売りますが・・)
まとめ
目先の利益に目がくらみ、効率の悪い投資をしてしまった失敗例です。
結果的には+で終われたのでよかったですが、いっぱい配当をもらったけど基準価額が落ちて結局トントン・・なんて事態にも陥る可能性があります。
投資対象は慎重に情報を集めて、納得した上で投資判断をすることが大事だと改めて思いました。
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