2021年11月時点の我が家のポートフォリオをまとめてみました。
11月のFOMCにてテーパリングの開始が明言されました。
市場はある程度折り込み済みであったのか、そこまで大きな値動きはみられませんでした。
そんな中、新型コロナウイルスに新たな変異種の「オミクロン株」が出現しました。
南アを中心に爆発的に感染が広がり、一部報道で「デルタ株以上の感染力」「ワクチンが効かない可能性がある」など、世界中が不安状態となる事態になりました。
日経平均をはじめ、米国の各指数が下落を続けており、株式のポジションが高い人は大打撃を受けています。
株価下落の原因は新変異種の影響だけではなく、再任が決定したパウエルFRB議長が「インフレは一時的という発言は撤回する。利上げの検討が必要。」というタカ派発言も一因だと考えています。
それでは2021年11月の我が家のポートフォリオを振り返ります。
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私は「15年後まで」に「6000万円」を貯めて「サイドFIREする」ことを目標としています。
倹約や節税を勉強して出費を減らしつつ、副業にもチャレンジして入金力を上げようと日々奮闘しています。
そんな比較的短期間で経済的自由を手に入れようとしている私がどんなポートフォリオなのか、マンスリーでまとめていますので、似たような境遇の方の参考になればと思います。
なお、銘柄なども包み隠さず紹介したりもしますが、同じ銘柄への投資を推奨しているわけではないのでご理解いただければと思います。
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2021年11月の資産状況
2021.11末(円) | 2021.10末(円) | 前月比(%) | 2020.12末(円) | 前年比(%) | |
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現物株(日本) | 5,056,800 | 4,965,900 | 101.8% | 2,381,740 | 212.3% |
現物株(米国) | 1,225,034 | 1,461,926 | 83.8% | 0 | - |
ETF(米国) | 1,532,819 | 1,301,536 | 117.8% | 0 | - |
投資信託(日本) | 363,142 | 661,222 | 54.9% | 767,122 | 47.3% |
投資信託(米国) | 2,033,844 | 1,928,206 | 105.5% | 824,566 | 246.7% |
企業型DC | 101,592 | 83,513 | 121.6% | 0 | - |
仮想通貨 | 175,283 | 208,673 | 84.0% | 0 | - |
その他現金等 | 2,822,098 | 2,457,022 | 114.9% | 6,345,252 | 44.5% |
【合計】 | 13,310,612 | 13,294,966 | 101.9% | 10,318,610 | 129.0% |
【日本】現物株
日本株は前月よりちょっと増えています。
月の頭に「トビラシステムズ【4441】」「みずほファイナンシャルグループ【8411】」を買い増ししました。
買い増ししたのに10万しか増えてないのは、11月下旬の大暴落に巻き込まれているからです。
買い増しがなければ-40万程度とかなりの痛手になっています。
結果的には今月の買い増しは失敗でしたが、長期ホールドなのでしばらくは握力を強くして保有を続けていきます。
「落ちるナイフには手を出さない」を心に刻み、ボラティリティが高いうちは買い増しは控えます。
【日本】投資信託
記事にも書きましたが、ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)の一部を売却しました。
ダイワJ-REITオープンはNISA口座と特定口座で持っていたのですが、特定口座の分が購入当初の基準価額を割り込んだためです。
元々購入時に「基準価額が割り込んだら売却する」とルールを決めておきました。
この投資信託は毎月配当金が支払われますが、高額配当がゆえに利益以上の分配をする「タコ足配当」状態となっていました。
それでも購入当初はJ-REITが上昇基調であったため、キャピタルゲインもある程度あったのですが、それがなくなってしまいました。
配当金の分で損はしていませんが、ポートフォリオを全体的に米国株にシフトさせたいので、処分をしました。
NISA口座のほうは非課税で配当がもらえている分、まだ利益を得られそうなのでもう少しホールドします。
もしまた減配になったりした場合は、即売却します。
【米国】現物株、ETF、投資信託
11月~12月は株価が上昇しやすいというアノマリーもありますが、今年はクリスマス商戦も品不足とコロナウイルスの影響であまり奮わず、追い打ちをかけるように新変異種の登場とテーパリングの加速+利上げ前倒しの可能性などが次々襲い掛かっています。
日本株よりはましですが、米国株も下落トレンドをたどっています。
現物株ではエクソンモービル(XOM)を売却し、ETFのデイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF(CWEB)を買い増ししました。
直近で米国に上場した配車アプリDIDIが中国当局から制裁を受けるなどして、中国銘柄全体に不安感が広がりました。
かなりボラティリティが高いETFなので、様子を見ながらこまめに利確をしていこうと思います。
あとディーローカル(DLO)を少し購入しました。
DLOは2021年6月に米国アメリカ株式市場にIPO上場した銘柄です。
新興国でビジネスを行う企業に対して、オンラインでの決済手段を提供する会社です。
これにより、現金やデビットカードが主流の新興国に対し、進出を容易にしてくれます。
上場直後は30$前後から一時期は70$以上まで跳ね上がりましたが、直近の下落で30$前後に戻りました。
とはいえ、事業内容と桁外れた利益率は魅力的であり、2倍3倍と成長が期待できると考えています。
【その他】現金、仮想通貨など
仮想通貨はゼロになってもいいと思ってやってるので気にしていませんが、株価の下落と共に仮想通貨も滝のように落ちました笑
現金比率については投資信託の売却や、スイングトレードでの利益、徐々に配当金が入金されているため、前月より増加しました。
来月はボーナスの振り込みや年末調整で住宅ローン控除分が入金されるので、さらに現金割合が上がってくると思います。
まとめ
市場がここまで動いている原因はFRBによるテーパリングの加速と利上げの動向がどうなるかわからない「不安感」からくるものだと思っています。
加えて、新変異種の「オミクロン株」の動向も気になります。
・既存のワクチンや治療薬ははどれくらい効果があるのか
・感染力、毒性はどの程度なのか
あれこれ考えても仕方がないですが、こういったボラティリティが高いときは下手に動かないほうがいい場合が多いです。
ただでさえ機関投資家同士がしのぎを削って利益を取りに行っている中、巻き込まれて吸い込まれて終わりでしょうから笑
「利益を得るチャンスを逃す」とプラス思考で考えがちですが、「損を出さなくてよかった」と割り切って、買い増しや投げ売りはせずに「静」で成り行きを見守ることとします。
~今月の一冊~
「割安成長株で2億円 実践テクニック100」(弐億貯男)
普段はサラリーマンをしている兼業投資家に向いている中小型株投資について、100個のテクニックを分かりやすくシンプルにまとめている書籍です。
弐億貯男さんの名前は知りつつも書籍を読んだのは初めてでしたが、今まで読んだ投資本の中では非常に読みやすい内容でした。
日本株メインの方は知って得する知識を得ることができるかと思います。
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