【米国ETF】TLTの特徴、利回り、配当、手数料など

外国株式・ETF

米国ETFの中で債券に関する銘柄は多く存在します。
純資産総額の上位でいくとAGGやBND、TIPなどがあげられます。
Youtubeなどでも上記の銘柄を紹介している動画が多いように思います。

そんな債券ETFの中で、今回紹介するTLTは純資産総額こそAGGの5分の1ですが、債券でありながら長期的に成長しており、リスクヘッジしつつ値上がり益も期待できる銘柄です。
手数料も安いため長期保有に向いており、私もNISA枠と一般枠でも買い増しをしています。
TLTとはどんな特徴があるのかを紹介していきます。

TLTとは?

TLTは「 iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF」です。
バークレイズ・キャピタル20年超米国国債インデックスの価格及び利回り実績と同等水準の投資成果を目指しています。

「バークレイズ・キャピタル20年超米国国債」とは、バークレイズ・キャピタルが提供する米国債券指数のことです。
これは米国において投資適格の格付基準を有している国債、政府関連債、社債、担保付証券(MBS:モーゲージ証券、ABS:アセットバック証券、CMBS:商業用不動産担保証券、Hybrid ARM:ハイブリッド変動金利型住宅ローン)などが対象です。

国内外の多くの投資信託のベンチマークとして利用されており、米国債券市場を代表する有名なインデックスであり、下記を満たした銘柄を対象としています。
・残存期間が20年超の米国国債が対象
・残存金額が2億5000万ドル以上
・投資適格の格付け(Moody’s:Baa3以上、S&P:BBB-以上、Fitch:BBB-以上)

米国債券においては債券の格付けがランクわけされており、BBB以上が投資適格債券と分類されます。
このカテゴリーに分類される債券はAAAに近づくほど信用力が高く、利回りが低くなっていきます。
他のETFではA以上しか組み込まない債券ETFもありますが、TLTはBBBから組み込んでいますので、信用力と利回りをバランスよく組み込んだETFとなっています。

TLTの詳細データ

設定日:2002年7月22日
純資産総額:170億$(2021/9/10時点)
保有銘柄数:30銘柄

配当金利回り:1.44%
配当日:年12回(月初)
経費率:0.15%

設定から約20年の歴史を持つETFであり、純資産総額も多い部類となります。
トータルリターンとしては、設定来6.72%と安定した利回りを出しています。
直近1年は2021年初に大幅に値を下げたことからリターンはマイナスとなっていますが、これを機として買い増しをした人も多くいたようです。
また毎月配当金が出るという点も魅力的な銘柄です。

AGGと比較しても同じ債券ETFとは思えないようなチャートになっています。
一つ言えるのは、長期的にみると右肩上がりで上がっているため、多少の価格上下に惑わされず、長期保有推奨銘柄ということです。

まとめ

債券ETFで人気のAGGやBNDに比べると若干経費率が高いですが、その分トータルリターンが高い実績があります。
資産の守りを固めつつ、キャピタルゲインとインカムゲインを両方を追いたいという方に向いている銘柄かと思います。
興味がある方は保有銘柄の候補としてみてはいかがでしょか。

※投資はあくまで自己判断です。
 情報を参考にしつつ、大切な資産を投資するかをご検討ください。

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