初級者から上級者まで納得?
投資家が通るありがちな経験【9選】を紹介します!
自身の経験とも照らし合わせて、グサグサ心に刺さった内容を紹介します。
参考文献: チャールズエリス著「敗者のゲーム」
①「平均への回帰」という社会科学の原則を忘れがちだ。
投資信託を例にすると、S&P500のような長期的に見ればプラス成長であるにも関わらず、相場の急落があった時には売りの心理が働く。
そのまま黙々と定期積立&保有をしていればいずれはプラスに戻るのに。
②統計的な確率を無視してしまう。
誰かが宝くじを当たったというニュースを見ると自分も当たる気がしてしまう。
1等が当たる確率0.00001%で投資で成功する確率よりずっと低い「宝くず」なのに。
③勝ちが続くとそれがずっと続くと思い込む。手持ち投資信託が値上がりしていくと、どんどん強気になる。
コロナショック前後で参入した投資家はこの状態の人が多いのではないか。
いつかは必ず暴落すると考えて、熱くなってリスクを取りすぎずクールに広い視野を持つべき。
④現実を見つめるのではなく、自分の当初の判断にこだわり、それを正当化する材料ばかり探す。
「この銘柄は必ず上がる!」と買ったものほど、失敗を認めたくなくて傷口が広がる。
刻々と変わる状況を敏感に感じ取り、臨機応変に考える必要がある。
⑤半ば思い付きで選んだデータを、将来的な判断のためのベンチマークとして使ってしまう。
いろいろな情報があふれる中で、「質」を見抜く力が必要。
情報に対して、角度を変えて検証・調査をして、自分なりに納得できるようにする。
⑥自分の判断力を過信する。
うまくいき始めた時に陥る。「運」でつかんだ資産を「過信」で失う。
⑦「よく知っている」ことと「よく理解している」ことは違うが、これらはしばしば混同される。よく知っていることを理解しているのだと過信するのだ。
SNSで見たから、誰かが言っていたからは「知っている」の範疇を超えないことが多い。
得た情報を自分の中でかみ砕き、相手に説明できてこそ理解に到達する。
⑧新しい情報に過剰反応する。
暗号資産、NFT、メタバース、脱炭素、決算・・・雰囲気だけで行動を起こすのは危険。
⑨自分は他の投資家よりも多くを知っているという錯覚に陥る。
自信過剰は破滅への道しるべ。
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まだ本格的に投資を始めて2年足らずですが、どれも思い当たる節があって「うっ」と思いました。
よく「敵は相場や機関投資家ではなく自分のメンタル」といいますが、ほんとにその制御は難しいです・・。
何か行動を起こす前には上記のような忠告を読み返し、後悔しない判断ができるように精進していきたいと思います!
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